ママカフェ体験記０４
私たち夫婦の待望の赤ちゃんは女の子でした。
二回の流産を経て授かった可愛い我が子はわがままも２歳のイヤイヤ期もなく
大人から見る「いい子」でした。
「今日は買えないからまた今度ね」と言うと物わかりよく諦め、
母親の私を困らせることはお腹が究極にすいている時だけでした。
そんな娘を見た主人の母と主人は「なにか我慢しているのではないか・・・。」と
私の育て方を疑っていました。
疑われていたのも知っていましたから、娘に「もっとわがまま言っていいんだよ、
ママあなたが悪い子だってあなたが大好き」と言っていたぐらいです。
そしてママ友にはいつもうらやましがられていました。
それから私は育児の悩みを他人に打ち明けることは少なくなっていきました。
娘が自分に甘えられず本音を言えていないのでは？そんな悩みはぜいたくなのだと。
長女が育てやすかったこともあり、すぐに二人目が欲しいと思いました。そして長男が誕生しました。
３歳半差で生まれてきた息子は、ママでないとダメ、ずっと抱っこで、ご飯もママからでないと食べず、ママべったり、機嫌を損ねるとずっと泣き狂う。
娘と違う性格の息子に戸惑い困り果てる私。
それでも周りの友達には「男の子の割にはいい子だよ」と・・・。
そんな時「この子だめだよ、弱虫で、どうしてこんなに人に懐かないの？
人に会わせていないからじゃないの？」親戚からの心無い言葉。
言い返せる相手ではなかったので、私はその場で泣きじゃくる息子を
抱きしめてあげることしか出来ませんでした。
もちろんそのストレスはパパに飛び火します。
気が狂ったように帰りの車の中で「あの時どうして言い返してくれなかったの！父親でしょう！
私が言えないのだからあなたが言って！親しか守ってあげられないでしょ！
男の子だって泣くのよ！人間なんだから！もう行かない！行きたくない！」
こんなことの繰り返し・・・。
夫婦関係も最悪。子育てが終わったら離婚しようと考えていました。
私にとってはとてもとても苦しい日々の中、面白おかしく過ごす友達はいるものの、
本音で話せる友達が少なかった私にとてもいい出会いとなったのは娘が通う幼稚園のバス停でした。
そのママと幼稚園帰りに公園で子供を遊ばせながら子育ての話をするのが楽しく、
育て方への共通点もあり、何より彼女は勉強家でした。
ママカフェを紹介された時すぐに行ってみようと思いました。
娘が年長で行事も多くはじめは休み休みでしたが、
実践すると確実に子供が変わるのがわかりました。
ゲームセンターにある小さなメリーゴーランド、息子は今すぐお金を入れて動かしたい、
パパは早く食事の場所に行きたい。
「行かないとおいていくよ！」
脅しの文句が飛び出します。
泣き出す寸前の息子。
これはいけない、無駄なことだ、少し勉強していたので私は対応を変えました。
「○○くんこれ乗りたいんだね、でもいま急いで食事のところに行かないと
混んで食べるのが遅くなるの、１００円預けておくから帰りに必ず寄って乗らない？」
すると息子はうなずいて１００円握りしめメリーゴーランドから降りてくれました。
頑張って実践し（失敗はあるけれど）対応を変えていると、
家族にもどんどんいい影響が出てきました。
まずはパパ。ママカフェ＠夫婦に参加してくれ、
私の学んでいることを理解してくれるようになりました。
最近くれたパパの言葉
「○○の抱っこを受け入れてずっと頑張って抱っこしていたから今安心して色々挑戦するようになったんだよ」
「子供から手が離れたら恋人同士だった時みたいになるよね」
そして娘の成長を心配していた主人の母は
「△△ちゃんはずっと我慢しているのかと思っていたけど、
△△ちゃんはしっかり物事を考えて行動している。ママの育て方がよかったからだね」
と言ってくれたそうです。
素直な気持ちでうれしいです。
ママカフェに出会えて、本音を話せる友達に出会えて、本当に今は幸せだと感じています。
子育てに前向きに頑張っている今の自分が好きかもって思えています。
これから娘も息子も難しい年頃になっていきます。
でも私はママカフェのみんながいるから怖くない。
そして子供と向き合って真剣に子育てしていきたいと思っています。
キム兄さん 初めてお会いした時の
「パパにその対応を何年やってきましたか？そしてパパは変わりましたか？」
の言葉をありがたく思っています。
厳しく、温かく、これからも導いてください。
ママカフェのみなさん。
まだまだ勉強不足、でも熱意だけある感じですが一緒に過ごせて幸せです。
これからもよろしくお願いいたします。