体験談

ママカフェ体験記03

~~ママカフェ前、11ヶ月前~~

赤ちゃんの頃、お昼寝は抱っこじゃないと無理、後追いも激しくて私にべったり。
パパも拒否で、私には休まる時間がない。

 

それでも「家事もちゃんとやらなきゃ」と、ますます自分を追い詰める私。
自分の事は後回し。それが当たり前、母親とはそうあるべきだと思っていました。

 

上の子が2歳3ヵ月の時に、下の子が生まれました。

 

体験記3(ななえちゃん)2よく言われるように上の子を優先していたつもりですが、癇癪がひどくなり、何かのスイッチが入ると、大泣きしながら「あっちいく!」

抱っこしたまま我が子の指さす方へ行く私。
そうすると今度は別の方向を指さし

「あっちいかない!こっち!」

またその通りにすると

「こっちじゃない!お外に行く!」
外に出ようとすると「お外行かない!おうち!」

・・・これが無限ループのように続きます。

 

癇癪というよりパニック状態の我が子を抱っこしたまま、
心の中で「誰か助けて!」と叫んでいました。

 

いつ、どんなきっかけで癇癪のスイッチが入るか分からない。
まるで地雷を踏むような恐怖の中での子育てでした。
毎日毎日、本当に辛かった。
子供を放り出して、どこかに逃げてしまいたかった。

 

着替えが一通り出来るようになっても、ママがやって!と叫び暴れる我が子。
友達に聞いてみると「うちもそうだよー」と。
そう言われると、そんなものかと納得してしまう。
荒れ続ける我が子に、怒鳴りすぎて声が枯れる私・・・。

 

子育てを楽しいなんて思う余裕はなかったし、
我が子をかわいいとさえ思えない時期もありました。

 

上の子は人見知りが強く、外では「大人しくて手がかからなそう」と思われていて、
誰も理解してくれないという孤独感もありました。

 

~~ママカフェに参加して~~

インターネットで色々調べているうちに、ママカフェの存在を知り、
上の子が幼稚園に入るのを待って次女を連れて参加してみました。
今から11ヵ月前のことです。

 

そして、ようやく分かりました。

 

2歳の頃の「あっちいく!」というパニックは、私をラジコンのようにコントロールすることで、
長女は心のバランスを取ろうとしていたのだと。
そして私も、子供をコントロールしようと、声が枯れるほど怒鳴っていたのだと。

 

ママカフェに参加するのも、最初の2~3回はちょっと辛かった。
自分のやり方が間違っていたという事実が悲しくて。

キム兄に個別に相談して「まずは上の子を満たしてあげて」と言われても、
私はこんなに頑張ってるのに!理解してくれない!と、
何故か自分を否定されたような気持ちにもなっていました。

 

私自身の自己肯定感が低く、自分を満たすことも出来ていなかったので、
人の言葉を素直に受け取れなかったんだと思います。

 

それでも自分を変えたい!と思い、ママカフェに通い続け、実践する日々。

 

「ズボン脱がせて!」と暴れる長女にも
「自分でできることは自分でやってね。」とそっと伝えて待つ。
足首まで自分で脱いだのに「あとはママがやってよ!」と粘る長女。
それでもひたすら待つだけです。
そして数十分かかって泣きながら自分で脱いだ時には「よく出来たね。頑張ったね!」と
抱きしめる。

 

ある時は、お風呂で「洗面器とって」と言う長女。
「自分で取れるから取ってね」と伝えると「ママがとって!」と泣いて癇癪を起こし、
最終的にはお風呂のお湯を洗面器で汲んで脱衣所にぶちまける・・・。
そんな状況ですら、怒鳴らず冷静に自分で気持ちを切り替えるまで待ちました。

 

『子供は、自分で泣きやむことができるんだ。』

 

それまで、子供が泣いたら親がなだめないといけないと思いこんでいた私には、衝撃の事実でした。
こんな対応をしばらく続けていくと、次第に癇癪は小さくなっていきました。
そのうち泣きはするものの癇癪という程ではなくなって、今では思い通りしようと泣くこともなくなりました。

 

そして先日、こんなことがありました。
寝る前に次女が泣いていて、なかなか泣きやまない。
その時長女が優しくこう言ったのです。

 

「好きなだけ泣いてから寝ればいいよね。無理やり泣きやませることはできないし。」

 

驚きました。
あんなに癇癪を起こして暴れていた長女が、「他人はコントロールできない」という事を
4歳にして既に理解し始めています。

 

体験記3(ななえちゃん)1 今でも怒ってしまうことはあります。
でも「やってしまった」と気づき、「ごめんね」と修正できるようになりました。

 

迷ったり悩んだりした時は、どんな自分になりたいんだっけ?どんな家庭を作りたいんだっけ?ということを思い出すと、自分のすべきことが分かります。

 

Facebookやブログで「できることからで大丈夫。ママ頑張ってますね!素敵!」と励ましてくれるキム兄は、『人が成長する時に批判は要らない』ということを身をもって教えてくれました。

この事を、今度は私が子供達に伝えていきたいです。

ママカフェに出会えて、私は自分に自信が持てるようになり、自分を好きになれました。

まだまだ課題はありますが、自分が本当に求めていることを大事にしながら、
一歩一歩進んでいきます。

 

キム兄、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!